さもないと、ここでモジモジするぞ!!

 浅田次郎の「蒼穹の昴」を読み始めた。中国は清末の王宮を舞台とした物語である。
 その中で主人公が、宦官製造人の仕事場を覗くシーンがあるのだが、宦官を製造する。といえばアレである。つまり、ナニをチョンパしちゃうことである。この手の話には男にしか分からない妙な汗が流れるわけである。
 その影響か、夜になって、前立腺に異物が発見されて、手術をうけることになる夢を見た。
 唾液腺のときとは違う。真面目に洒落にならないものだと思う。手術直前になってトイレで慈しむように自分のナニをみつめる私。
 夜空を見上げて、「もう今日までのように空を見上げられない」とかつぶやく私。
 んで、術後。「手術は成功です」と言われても、むなしい気持ちで満たされた心。空虚な股間。というところで目が覚めた。
 気づけばモジモジするような姿勢で寝ていた。

 男であることを神に感謝する朝である。