ホッドペッパー

 配ってるお姉さんの手を払いのけたんだけど、やっぱ欲しいなぁって気持ちがモヤモヤと起こって、払いのけただけに「やっぱください」って言いづらくて、結局、お姉さんの後ろに合った詰まれているホッドペッパーから汚れのなさそうな真ん中の段の一冊を抜き出して、持って行った。
 背中の視線が痛かった。