恋と退屈

一番最初のサンボマスターが愛と平和を叫んだおかげか、三日目は愛と平和縛りになったような感があった。
わしは銀杏BOYZを見れたので満足。
ボーカルの峯田和伸は松葉杖で仲間を殴打したり、真裸になったりと大暴れであった。動きがキチガイじみてるのに唄う歌は切ないのが銀杏のスバラシさだと思う。
人の冷静でいられる部分と衝動に支配されてしまう部分の非同一性。それでいて退屈で倦怠な日常を愛すというように、自分たちはキチガイじみた私を抱えながら生きている、その日常自体が異常なのかもしれない。
それだから、銀杏の歌は切ない。
顔面から体液を滴らせながら唄うミネタの掠れた声に涙が出てしまうのだ。
少年よ、ナイフを持て。
親を殺したり、イジメの横行するクラスを爆破したり。そんなことをする暇があれば銀杏を聞け。
大人は汚れてる、とか毒づいてる暇があればゴイステを聞け。
三日間で一番良かった。戦争を知らない僕らだから、片思いと退屈な日常が愛しいんだ。平和を愛すってそういうこと。

とりあえず、「聞いてくれ。恋と退屈!!」ってMCして弾きはじめたけど、それBABYBABYってタイトルでアルバムに入ってたぞ!!