ヴィンランド・サガ/幸村誠

ヴィンランド・サガ(1) (講談社コミックス)

ヴィンランド・サガ(1) (講談社コミックス)

 内容がすげぇカタリベと被るんだけど、それでありながら、わしの琴線にビンビンと触れる。
 マガジンで連載を保てなくてアフタヌーンに飛ばされた経緯のせいか本屋になかなか置いてないけど、ついに今日地元の本屋でゲット。

 中世、十世紀頃という時代においても、環境の厳しさ・弱肉強食の社会の厳しさなど人間を縛る鎖から解き放たれた温暖な自由の地として描かれる新大陸というどこかしら現代を風刺した位置関係。ガンダーラ的な考えが、どこかしらプラネテスに通じるメッセージを感じさせてくれる。

 とりあえず、重厚さの歴史観の上にメッセージをこめた大河的な物語が大好物のわしには、プラネテスに続きかなりのヒットですたい。