女の子へのメールをプチプチ打ちながら、物書き的な癖か何か分からないが、文章が次第に次第にこねくり回されて長大になっていき、しまいには何を書きたいのかよく分からなくなってしまった。
 メールという媒体を通して、アニマに向かっていく一個の男となったわしと言う人間が、どろどろと融けていく様は想像するに愉快で、快楽的で、妙な陶酔である。