どこまでも殺されて/連城 三紀彦

どこまでも殺されて (新潮文庫)

どこまでも殺されて (新潮文庫)

「どこまでも殺されていく僕がいる。いつまでも殺されていく僕がいる」七度も殺され、今まさに八度めに殺されようとしているという謎の手記。そして高校教師・横田勝彦のもとには、ある男子生徒から「僕は殺されようとしています。助けて下さい」という必死のメッセージが届く。生徒たちの協力を得て、殺人の阻止と謎の解明に挑む横田。周致な伏線と驚愕の展開に彩られた本格推理長編。

 3年!B組!横田先生!!
 「私という名の変奏曲」でもあったが、最初は被害者の手記というスタイル。そこから事件が展開されるため、頭の片隅には「私という名の…」があり続けたが、そう思って読んでるとちょっと引っ掛けられる。