銀河宅配便マグロ/おおひなたごう

 のだめカンタービレ二ノ宮知子の旦那のバンド仲間というつながりのためか、雑誌などののだめ特集には絶対顔を出すおおひなたごう先生です。同じバンド仲間である高橋ツトム(スカイハイ、SIDOOHの作者)とのコラボも気になるところ。

銀河宅配便マグロ 1巻 (ビームコミックス)

銀河宅配便マグロ 1巻 (ビームコミックス)

 以前、友人のマリンちゃんの家にみんなで遊びに行ったとき、途中でコミックビームを買って鞄に入れておいたのだが、わいわいとした宴もたけなわをだいぶ過ぎて寝る奴は現れるわとなってきたとき、我が友人であるシンが無造作に置かれているコミックビームをぱらぱらとめくりながら、あるページで爆笑し始めた。
 なにかと思えば、マグロで爆笑しているのである。宇宙空間を移動するマグロ宅配便は班長ロムの遊び心からワープ航法を試してみる。しかし、ワープ空間はぐにゃぐにゃで酔ってしまったロムは間違ったボタンを押してしまい、船は停止してしまう。しだいにワープ空間酔いが酷くなってきて、船員たちは大混乱へと陥ってゆく。という話の内容*1なのだが、この登場人物のセリフ
「あ!ホントだ!距離感が!」
というものがツボに入ったらしく、それを繰り返しながらゲラゲラ笑っている。
 そのツボに入ってる様が面白くなって、みんなで「距離感が!」を連呼しながら、互いの股間をさすりあうという阿鼻叫喚の地獄絵図となってしまった。

 この漫画、適当というかイイカゲンというか、タイトルにかけてるわけじゃないが笑いのネタが魚河岸の冷凍マグロのごとく無造作に投げ込まれてくるので、いきなり不意をつかれることが多い。というか、ギャグを作りこんだりするというよりもひたすらシュールに攻めるという感じ。
 なにより、口で語るよりも仲間内でまわし読みして欲しい。上のような状態になること必至だから。

補足:作者本人が作ったプロモーション映像

*1:わざと詰まらなそうに書いてるんだからな!