新学期の授業。青木さやかのネタみたいな話し方をする若い女性講師の授業。
 ガイダンスである今回は授業の進行と、メディア論についていろいろと話しており、話題も学生を意識しており、聞きやすくとても面白い。しかし、そのときは突然来た。

「…それでこのとき、角川書店が映画にしたのは、今では有名だけど、当時はあまり知られてなかった、あの作品。さて何だか分かる?
…答えはこれ!(黒板に書きだす)」
『太神家の一族』

教室のテンションがあそこまで急激に落ちるのをみたのは初めてだ。