愛について語るとき、我々が語ること/レイモンド・カーヴァー

愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)

愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)

 友達と釣りに出かけた夫が河で見つけたものは全裸の少女の水死体。
 しかし、テントも張ってしまったしキャンプ地から町まで戻って通報するのも面倒だし、と夫と友人たちは死体をそのままにして、2日間のキャンプを満喫した。そんな夫の話を聞いて、私は夫という人間がわからなくなる。
(足元を流れる深い河)

 村上ハルキの憂鬱…ではないが、どうしてもわしは好きになれない村上春樹作品だけど、この人の翻訳する本は面白いのは確か。
 リアリティを放棄することでリアリティを得る。ネットスラングで言うならば、「あるあるwwwwwwwとあるあrwwwwwwねーよwwwwwwwww」の物語というのか。