ホリプロ笑売塾第6期生卒業ライブとやらに行って来た

 大学の授業が一緒だった永井君が「アビリティモンキー」なるコンビで参加するという話であったので応援がてらお笑い好きのid:firstheavenをつれて観にいく。
 今回、firstheavenを誘うに当り奴からの提案は「芸人を評価するのに集中したいから席を離してほしい」というもの。
 結果、ふたり離れて座っているのだが、これがかなりきつい。始まる前に同じ授業の知人が居ないか必死にキョロキョロ探すという不審者振りであった。
 ライブが始まってみると、だいぶ楽しい内容。アビリティモンキーの漫才はわしの好きなオーソドックスな昭和の漫才の変化形というのか、古きを押さえたしっかりとした、笑いやすくかつ完成度の高いネタで圧倒される。やっぱり、ここで同じ養成所でも芸歴の差が出るのかとうならされる。*1
 あとはMCであったつぶやきシローの合間での仕切りの巧みさに「ああ、この人やっぱプロだ」と感じさせられる。
 いろいろと若い塾生のネタもたくみに試行錯誤したものが見られて満足。
 気になった点としてはいくつか目も当てられないような状態に陥っているピン芸人が見られたが、話を聞くとみんな相方が突如失踪しちゃったりという人がほとんどみたいでだいぶ悲惨なことになっており、養成所といえども山師のような芸人の世界の厳しさを感じさせて涙ぐましい気持ちになる。みんな頑張ってくれ!
 あとは入場料500円という安さのためか会場の雰囲気が恐ろしく悪い。おじいちゃんが孫たちを一杯連れてきましたみたいな客がいて、その幼い孫たちがキャーキャー叫びながら走り回ってて、大変騒がしい。お笑いブームだったからってもうちょっと孫のニーズを考えようぜ。おじいちゃん。
 あとは最前列の女子高生がだいぶなれなれしい感じで舞台上の塾生に声をかけていたのには閉口。ああいう盛り上がり方もあると思うし、お笑いなんだから楽しいのはいいと思うけど、あんなふうに声かけられても塾生上手くさばけてないし、他の周囲の客ドン引きしちゃってるから、女子高生どもも、つぶやきシローほどじゃないにしても、もうちょっと空気読めるようになっておこうぜ。
 とにかく、ここから何人の芸人が羽ばたきビッグになるのかは分からないけど、生でべしゃり暮らしの世界を堪能できたのはこの上なくいい経験。ぜひとも塾生の方々にはこれからも頑張ってほしいところである。

 というところで、先ほどアビリティモンキーのテレビ出演の話が飛んできたよん。
 4月8日(火)24時10分からNHK(1ch)の番組に出演するそうなので今日のわしの更新をみて興味を持った人はぜひ観てつかぁさい。

*1:永井君は確か高校生M-1全国出場の猛者であったはず