複雑すぎる心境

 いつもの仲良しおばさんズで昼食会をしてきた母が帰るなり、「そういえば、●●さんが言ってたけど、何だっけ・・・?あんたが中学のとき好きだった子。そうそう△△さん。あの子、また垢抜けてきれいになったって」
 彼女はわしを振るたびにきれいになる。中学・高校とアタックし続けた過去。通学電車が同じだったので、話題になり初めだった電車男エルメス子と勝手ながらコードネーム化したりして・・・。
 もう未練はないさ。貸したまま気まずくなって返してもらえないでいる乙一の小説も、振られたことを隠すために同じのを購入して「返してもらった」とか言ってるさ。むしろ、もっときれいになってるって、おそらく、また会ったら、また惚れてしまいそうな予感がするので、もう二度とわしの前にでてこないでくれ。と勝手に思う。複雑な心境。