うちの子犬(♀)に春が来た。まぁ、ようするに人間ならお赤飯を炊くようなこと。
 ここで、今まで子犬にかじりつかれてて嫌々逃げていた、もとからいる雄犬に大きな変化が。
 子犬の尻を追っかけまわすわ。朝から我が家は大騒ぎ。現在、ナプキンとパンツでフル武装状態である。赤いおしめがなんともいえないプリチーさ。そして気を抜くとおしめのなかでおしっこされちゃったりで大惨事。
 初めて知ったことは犬って、求愛活動のときは耳を舐めるのね。子犬の耳が真っ赤になってしまっている。舐めすぎだぞ!!

 そして、あまりにもしつこいんで雄犬を子犬と隔離することに。わしが雄犬と一緒に映画を観ていると…正確には映画を観てるわしの横で雄犬が子犬のところへ行こうと部屋の扉をがりがりやっているのだが…ピーピー鳴きながらガリガリガリガリ。映画どころじゃない。最終的にわしのところにきて涙を流すのでとうとう我慢できず部屋から開放してしまった。
 枕草子の「うゑに候らう御猫は」に出てくるおきなまろとはこのことかと理解した。