人間的価値のデフレーション

 わしの中の憂鬱は晴れようとする兆しをみせるたびに、余計に憂鬱な事がおこるおかげでなかなか立ち直ることができないでいる。

 癒してくれるものがほしい。
 自分のどろどろとした内面を流し込むための穴が欲しい。
 要するにセックスがしたい。という結論に。一年間をへて帰ってきたのだろう。
 セックスをすれば救われるんです。

 セックスってやつは、東欧諸国でおこったオカルトで多く神聖視されているわけで、わしの中に起こっている悩みとかそういうもんは、社会主義が解体して資本主義に直面したときに起こったものと同じなのかもしれない。というか、むしろユーゴスラビアを人間に凝縮したらわしになるんじゃないかな。

 ほら、うかうかしてるとサラエボ事件を起しちゃうぞ。




………もう何が言いたかったんだかわからん