沙高楼綺譚/浅田次郎

沙高楼綺譚

沙高楼綺譚

 ミステリーじゃないぞ!!

内容(「BOOK」データベースより)
南青山の秘密サロン「沙高楼」功成り名を遂げた人々の口から夜ごと語られる秘めやかな真実。稀代のストーリーテラーが紡ぎだす驚愕のミステリー。

 人がたくさんあつまり、ゲスト役のミステリアスな体験をホストの探偵役が解決するような黒後家蜘蛛会チックな晩餐会スタイルのミステリだと思わせといて、別に名探偵が登場するわけではない。というか、普通に浅田次郎な短編小説です。ミステリーじゃありません。
「こんな不思議な体験をしたんです」
「へぇー、不思議だねー」
「だねー」
って、なんだこれ。