クリスマス･プレゼント/ジェフリー･ディーヴァー

クリスマス・プレゼント (文春文庫)

サスペンスの名手と呼ばれているらしいディーヴァーの短編集。だが、どっちかという上手い！っていうテクニックのきいた話が多いように思う。

内容（「BOOK」データベースより）
スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析医の野望など、ディーヴァー度が凝縮されたミステリ16作品。リンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマス・プレゼント」は書き下ろし。

　どれも技がきいた面白い短編揃いという印象。基本、どんでん返しを起こす話ばかりなので、途中から結末が見えちゃう人には見えてしまうというか「こうくるな」ってだんだん目が慣れてきてしまう。
　とはいえ、ハズレはなくどれをとってもうならされるような楽しい本だと思う。