ハチワンダイバー/柴田ヨクサル

ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)

ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)

 菅田はプロを目指したが、夢やぶれ、賭け将棋を日々の糧とする真剣師の青年。
真剣師として敵無しの菅田。そんな彼と指そうという相手もいなくなってしまったある日、「アキバの受け師」と呼ばれる真剣師の噂を聞く。
アキバの受け師と指すべく秋葉原を訪れた菅田であったが、現れたのは謎の女棋士
 女と思って舐めてかかった菅田であったが、コテンパンにやられてしまう。
 真剣師となって初めて味わった敗北に呆然とし、将棋への熱意を取り戻し奮起する菅田。心機一転と散らかり放題だった自分の部屋を片付けるため、掃除代行サービスに電話をかける。
 到着した掃除代行サービスにまたしても唖然とさせられる。その掃除代行サービスはメイドのコスプレのサービスがあったのだ。そして、現れたメイドは「アキバの受け師」であった。

NHK、漫画の現場にて森永卓郎が勧めていたのを観て購入。
エアマスター柴田ヨクサルであるが、将棋というインドアなゲームになっても勢いは変わることない。
 将棋について詳しくないわしだが、それだけで充分に引き込まれる。
 また様々な戦法があり、それぞれがじゃんけんの如く有利不利がある将棋の中でそれぞれの戦法のように多彩な個性を持つ真剣師たち。また積めるところは積め、外すところは外すというストーリーのテンポ。真顔で取り交わされるシュールなやりとりなどは読んでいて痛快である。
文字山ジローが大好きなんだけど、あの戦いは必見。