シャドウ/道尾秀介
読書会に向けてレジュメをいじってたら朝が来た。
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/09/30
- メディア: 単行本
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出版社よりあらすじ
人間は、死んだらどうなるの?――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの?――いなくなって、それだけなの――。その会話から3年後、凰介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが……。父とのささやかな幸せを願う小学5年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?
この話は正直ネタバレ無しには語れないので注意したい。
このブログの基本方針としてはネタバレはぜんぜんするし、それを読んで不愉快になられてもかまわないという自分本位万歳というものなんだけど、この作品に関しては正直、ナマモノのようなもので自分で早く食べないとダメになってしまうような、他人の書評を読んでしまうとぜんぜん面白くないものになるというリスクがある、というか数ヶ月前に一回読んだけど、ブログで取り上げなかったのもそこらへんが理由であったと思う。
というわけで、まぁ、そんな注意をしておくにとどめるが、何よりも完成度が高く、真相を知って膝を叩くことうけあいとだけ言っておきたい。