俺は女々しいことを語るために生まれてきたのか

 俺は自分のことを孤独に強い人間だと思っていたけど、全然そんなこと無くて、就職活動もみんなでやっていると思っていたときは合宿とかサークルのイベントのひとつとしか捉えることが出来ずにいたのに*1、いざ誰に内定が出たとか聞いたりして次第に就職活動が個人戦だということに気付かされると、独りになるのが怖くなってサークルのたまり場から離れることが出来なくなってしまった。
 大学に入ったばかりの時に授業に出ずに映画サークルの部室や雀荘で意味もなく時間を過ごしていたのも、そんな孤独に心折れていた結果かもしれない。
 ツンケンとして他人の都合のいい人間になることを拒否して、孤独に慣れ親しんだつもりであったはずなのに、今わしはまた甘ったれた心理に逃げてしまっている。
 灼熱の砂漠をさまよっている時に目の前に小さなオアシスを見つけたような時。オアシスはすぐに涸れてしまうとは知りながらもわしと言う人間はそこに腰を下ろしてしまうのだろう。もっと歩けば砂漠を抜けることができるかもしれないというのにオアシスを離れることができない。ただそこにいても何も解決は無いこと、そして実際に涸れたオアシスから離れることが出来ずに干からびていった人たちを見てきていると言うのに。
 ただこうやって携帯からブログに書き込むしか自分の弱さに警鐘を鳴らすことができない自分の弱さを責めると同時にここが就職活動のスタートと呼べる状態なのかもしれない。

*1:しかも緊張感が無さ過ぎて落ちているわけで