視聴者から放送禁止用語へ

 日本将棋連盟だったかからの苦情により、「将棋倒し」という言葉が放送禁止用語になったのは有名な話だが、先日、某先生・・・というか、唐沢俊一先生のサイトでこんなのを見つけた。
http://page.freett.com/storyland/kikaku/kinshi/

 先日、バンキシャだったかで、塩川正十郎氏がキ印の言葉を発したというのが話題になったが、やはりコレを見ても厳しすぎるのではないか。とも思う。
 たしかに、私の祖父は戦前生まれで、放送禁止用語とか平気で話す男であるし、さすがにそれは言いすぎだろう、と思うことはある。しかし、筒井康隆が「黒人差別を守る会」と皮肉ったように、過剰な半差別行為は、かえって差別から守る、という名目の元に、その言葉そのものを差別的な意味として縛り付けたままにしてしまう。
 放送禁止にするならする、で、ただの不快を理由にせずに、その放送禁止にするということの意義を見直してほしい。


 というぐあいで岡林みかんの「本日もご立腹なり」を読んだわけだが、この本は、ようするに上のような読者からの投稿があって、それに岡林氏が4コマ漫画を添えるという形式になっている。
 その投稿をみて脱力をしてください、というような前書きがあるが、正直、本人は世間一般の代弁者として、自分の怒りを述べているわけだが、それがなんとも的外れの感がある投稿もチラホラと・・・
 意見を述べるのは恥ずかしい、それが自分では分かっているつもりでも、他人から見れば「へっ、にわかが」と嘲られる可能性が否めないからである。

 そういったものを乗り越えてこそ、創作者たりえるのかもしれない、と思えば著名人たちへの見方も変ってくる

・・・というか、オチを用意せずに続けてしまいまとめられないんですけど、もう今日はこれで勘弁してくれませんか?お願いします。