DFB-Pokal決勝 Eintracht Frankfurt vs FC Bayern München

 サッカー。DFB-Pokal決勝。この上なく微妙だった。
 親父が昔フランクフルトに単身赴任をしてたおかげか、わしはアイントラハト・フランクフルトのファンなのだが、やはりドイツの強豪バイエルンミュンヘンの前には手も足も出なかった印象。
 というか、Jスポーツの実況がなかなか毒のあるトークっぷりだったのが試合より面白かった。
 勝っても負けても、チャンピオンズリーグUEFAカップ出場権を手にしているし、リーグのほうで現在微妙な位置にいる両チームにとってPokal決勝はどうでもいい試合であったのも事実だ。
 だけど、妙に気を吐いてたのがカーン位で、バイエルンの攻めも精彩を欠くし、そんなバイエルンの選手にペナルティエリア内で自由にされているフランクフルトの守備のザルっぷりにもなんともいえない情けなさを感じた。
 まぁ、マカーイを封じたあたりはがんばってたし、キーパーのオカ・ニコロフもいい仕事をしていたように感じる。
 しかし、後半終了間際のアマナティディスのボレーとそれに反応できたカーン。あのシーンがこの試合のすべてであったのかもしれない。攻撃には光るものがあるが、守備は甘いフランクフルトを王者ミュンヘンが防ぎ、落ち着いて得点し勝ちをさらう。まさにそんな試合。まぁ、落ち着いて得点できたかってところがミュンヘンの課題だが。
 なにはともあれ、妙に悔しかったのでフランクフルトには一部残留を確実的なものにして、もっと万全なチームとして今度こそPokalを制してもらいたい。

 どうでもいいこととしては、実況が"Ze Roberto"の名前をちゃんと「ゼ・ホベルト」とドイツ風に発音していたのに妙に感心した。